2012/11/28

シトロエンC6とC512ヶ月点検


C5 V6は12ヶ月点検とポリマーメンテナンス

ポリマーから。両腕はプルプルしてますが、車はピカピカになりました。

ブレーキパットもダストレスに交換


 タイヤ二本、ドライブベルトとマウントがへたってきてます。車検のときにでも交換しましょう。
この車、エンジンの基本設計は古いですが、アイシンATとの相性が抜群ですね。
同じエンジンとATを積んでる407と比べても、シフトアップのタイミングが早めに味付けされていて高速潜航に最適です。


 
 次、C6 この車両は初めての入庫です。

Dレンジに入れたときゴーゴー音がするよ~という事です。
話聞いたときはAT?とも思いましたが、ステアリングに伝わるこの振動は。。

マウントが見事にちぎれてます。新車から交換してなかったのでしょうか。
と言うことは、タイミングベルトって交換してあるんですかね?




同型エンジンを積んでる車(ラグナとか607とかC5とか)よくこうなってるの見ます。


ご用命事項だけ修理しましたが、運転席のドアロックアクチュエータ故障、サスペンションアームのブッシュ断裂ガタあり、Frサスシリダ及びオイルラインからのLDS漏れ、ACコンプレッサー不作動。と、パっと見ですが いろいろありますなぁ。

2012/11/23

207ターボがきかない

 207GTは車検で入庫。時々ターボが効かなくなるとの事で原因を調べます。
DTCを見るとプレイグニション系のエラーが入っておりフェイルセーフモードになっていました。

直噴エンジンの特性として、インテークバルブにカーボンが付着しやすく、それが吸気時に燃焼室に混入する事で火種となりプレイグニションを引き起こす原因となります。
他にインジェクターや高圧燃料ポンプの不具合を疑いましたが、それらはすべて正常値だったので今回はカーボンが原因と断定しました。 

一番確実なのはシリンダーヘッドをオーバーホールする事ですが、エンジンをバラす前にできるだけの事をしてみます。  
 上の写真はインマニ内の負圧を利用して薬剤を直接インテークバルブに噴霧します。

そして今後、少しでもインテークバルブにカーボンを付着させないために、PCVホースを除去します。
RCZやDS3レーシングに搭載されているTHP200エンジンは、すでにこれが除去され本来ホースが接続する部分には、キャップ(下の絵で言うと「8」番のパーツ)がしてあります。


30分程度洗浄し試乗しましたが異常なし。エンジンの吹けもよくなった気がします。
様子を見て今後オイル交換毎に2~3回やったほうがより確実です。

同型のEP6エンジンを搭載したBMW MINIも同様の問題を抱えているらしく、ひどいとこんな状態になってるとか・・・。





同様にEP6エンジンですが冷間時始動のガラガラ音が気になったのでタイミングチェーンテンショナー も交換しました。

 左のボルトに穴が開いてるのが対策品です。



次、407

「ブレーキを踏むとディレなんちゃらインなんちゃらが出る!」と言うことで入庫


出たな!ディレなんちゃら!
カプラー溶けてます。アース線追加で完治。
こういうシステムって便利なんだか便利じゃないんだか分かりませんね。
言える事は機械は正直って事です。


 次、C3は12ヶ月点検

ご新規様なので今までのメンテナンス履歴がわからないため一通りチェックします。



2012/11/20

306Timingbelt replacement


パワステが効かないよ~と言うことで入庫の306。
クランクプーリーのダンパーが完全に剥離して、ドライブベルトがクランクに巻き付きとんでもない事になってます。


 ダンパーの脱落したクランクプーリー。

巻き込んだベルトの回転する熱で溶けたタイミングベルトカバーとウォーターポンプ 。
ベルトの真下に破片が・・・。ベルトが切れなくてよかったです。

冬場のエンジンルームから聞こえてくるキュルキュル音も放置してるとこんなことになりかねません。


次も306ですが、こっちはヒーターコアからのクーラント漏れです。

 ダッシュボードをはずします。

 ハウジングをはずします。


犯人です。 

 



C4ピカソは納車点検とポリマー


最近はインターネットで実車を見ずに中古車をご購入していただくケースがよくあります。そういう時はお客様の期待と信用を裏切らないよう余計に気を使います。
各種フィルタや消耗品を交換して東北に旅立っていきました。元気でねー!







 次も306のタイベル交換。

クランクシールからオイル漏れしてますね。ついでに交換しときます。